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ダウンライトは交換地獄。40代が選ぶべきは「自分で替えられる」灯りだ

ダウンライト 交換 費用 シーリングライト 比較 安く賢く引越しする方法

住宅展示場やSNSで見かける、洗練されたLDK。

天井はフラットで、小さなダウンライトが星のように散りばめられている。

「シーリングライトの白い円盤なんてダサい。新築なら全部ダウンライト一択でしょ!」

そう息巻いているあなた。

一度深呼吸をして、天井を見上げてみてほしい。

その美しい明かりが「プツン」と消えた時、あなたはどうするか?

ホームセンターで電球を買ってきて、脚立に登り、クルッと回して交換する……。

そう思っていないだろうか?

残念だが、その認識は間違っている。

現在主流の「一体型ダウンライト」は、電球交換ができない。

切れたら最後、「電気工事士」を呼んで、天井の配線をいじる工事が必要なのだ。

これは照明器具ではない。

壁の中に埋め込まれた「時限爆弾(高コストなインフラ設備)」だ。

今日は、私「ひことら」が、10年後に必ず訪れる「交換地獄」と、40代以降の視力低下(老眼)を見据えた、本当に賢い照明計画について語り尽くそう。

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天井に埋め込まれた「時限爆弾」

「LEDは10年持つから大丈夫ですよ」

営業マンはそう言うだろう。

確かにLEDの寿命は長い。だが、機械である以上、当たり外れはある。

3年で切れることもあるし、基盤が故障することもある。

もし、LDKに設置した15個のダウンライトが、10年〜15年後に次々と寿命を迎えたらどうなるか?

あなたは、その都度業者に電話し、日程を調整し、出張費と工事費を払わなければならない。

たかが電球1個のために、だ。

おしゃれさの代償として、あなたは「メンテナンスの自由」を捨てようとしている。

その覚悟はあるだろうか?

第1章:ダウンライトの罠「一体型」vs「交換型」

ダウンライトの罠「一体型」vs「交換型」  一体型ダウンライト(主流・安価)  交換型ダウンライト(高価・推奨)

一口にダウンライトと言っても、実は2種類ある。

ここが運命の分かれ道だ。

1. 一体型ダウンライト(主流・安価)

現在の建売住宅や、コスト重視の注文住宅で採用されるのは、ほぼこれだ。

  • 構造: LEDチップ、基盤、器具本体がガッチリと一体化している。
  • メリット: 安い。1個数千円で導入できる。デザインもスッキリしている。
  • デメリット: 電球交換不可。 切れたら器具ごと廃棄し、電気工事士による配線工事が必要。

ハウスメーカーの見積もりが安いのは、黙ってこの「一体型」を入れているからだ。

彼らにとって、10年後のあなたの苦労など知ったことではない。

2. 交換型ダウンライト(高価・推奨)

電球(ランプ)部分だけを取り外せるタイプだ。

  • 構造: 器具本体とLEDランプが別々になっている。
  • メリット: 自分で交換可能。 切れたらランプを買ってきて差し替えるだけ。
  • デメリット: 初期費用が高い。一体型の1.5倍〜2倍ほどする。

もしダウンライトを採用するなら、絶対にこちらを選ぶべきだ。

だが、多くの施主はこの違いを知らされずに契約してしまう。

第2章:リアルなコスト試算「10年後の請求書」

では、具体的にどれくらいのお金が飛んでいくのか?

LDK(リビング・ダイニング・キッチン)に15個のダウンライトを設置したケースでシミュレーションしてみよう。

💡 シーリングライトの場合

  • 交換方法: Amazonで新しい本体を買って、カチッとつけるだけ。
  • 器具代: 1個 5,000円 〜 10,000円
  • 工事費: 0円
  • 作業時間: 5分
  • ストレス: 皆無

💣 一体型ダウンライトの場合

10年後、寿命が来て一斉に交換する場合。

  • 器具代: 1個 5,000円 × 15個 = 75,000円
  • 交換工事費:
    • 出張費+技術料:1個あたり3,000円〜5,000円(まとめ割が効いても高額)
    • 15個交換でおよそ 60,000円〜80,000円
    • 既存器具の処分費:数千円
  • 合計コスト:約140,000円〜160,000円

たかが照明の交換に、15万円だ。

シーリングライトの場合 
一体型ダウンライトの場合
コスパ比較

しかも、これは一度きりではない。10年ごとに請求され続ける「家のサブスクリプション」のようなものだ。

さらに金銭的コスト以上に辛いのが、「見えないコスト」だ。

  • 業者を探す手間
  • 平日に工事の日程を合わせる手間(有給を使う?)
  • 知らない人を家に上げるストレス

「おしゃれ代」として、これを受け入れられるだろうか?

コラム:絶対にやめろ! 無資格DIYの代償

YouTubeなどで「自分でダウンライトを交換してみた」という動画があるが、あれは電気工事士の資格がない場合、明確な「法律違反(電気工事士法)だ。
もし素人工事で配線ミスをして火災が起きた場合、火災保険が下りない可能性が高い。
たかが数万円の工事費をケチって、人生を棒に振るリスクを負うべきではない。
だからこそ、最初から「資格なしで交換できる器具(シーリングや交換型)」を選ぶのが賢いのだ。

第3章:40代からの「目」と照明計画

40代からの「目」と照明計画  水晶体の硬化と必要照度  シーリングライトの「面」の優しさ

コストの話だけではない。

身体的な問題、つまり「老眼」についても直視しなければならない。

30代の今は「ムーディーな薄暗い照明がおしゃれ」と感じるかもしれない。

だが、40代半ばを過ぎると世界は変わる。

水晶体の硬化と必要照度

人間の目は、加齢とともに水晶体が硬くなり、光を取り込む力が弱くなる。

一般的に、60代が必要とする明るさは、20代の約2倍〜3倍と言われている。

ダウンライトの光は、天井から床に向かう「点」の光だ。

指向性が強く、影ができやすい。

この「強い光と濃い影」のコントラストは、老眼の目には非常に辛い。

新聞の文字が読めない、手元のスマホが見づらい、料理中の包丁の先が見えない……。

シーリングライトの「面」の優しさ

一方、シーリングライトは部屋全体を均一に照らす「面」の光だ。

天井や壁に光が反射し、柔らかな明るさで空間を満たす。

影ができにくく、目への負担が圧倒的に少ない。

「おしゃれ」をとるか、「目の健康」をとるか。

長く住む家なら、答えは明白だ。

▼ 参考:JIS照明基準(JIS Z 9110)

高齢者は基準より明るく、という趣旨を裏づける資料

コラム:40代・50代・60代…年齢別「必要な明るさ」早見表

「明るめにしておこう」といっても、感覚では伝わらない。

JIS(日本産業規格)の推奨照度をもとに、年齢によってどれくらい明るさをプラスすべきかを数値化した。

照明計画の際、設計士にこの数字を突きつけてほしい。

年齢必要照度(若年層を1とした場合)LDKの推奨明るさ(畳数基準)
20代1.0倍表示畳数どおり(例:10畳なら10畳用)
40代約1.2〜1.5倍ワンランク上(例:10畳なら12畳用)
60代約2.0倍ツーランク上(例:10畳なら14畳以上)

ポイント

40代を超えたら、「部屋の畳数表示+1ランク上の明るさ」を選ぶのが鉄則だ。

シーリングライトなら「調光機能」で絞れるので、最初から明るいもの(適用畳数が大きいもの)を買っておくこと。「大は小を兼ねる」が照明の真理だ。

第4章:それでもダウンライトにするなら「交換型」一択

ここまで脅してきたが、私はダウンライトを全否定しているわけではない。

トイレ、廊下、洗面所など、狭い空間をスッキリ見せるには最適な器具だ。

もし採用するなら、以下の条件を絶対に守ってほしい。

条件:口金は「GX53(フラットランプ)」などを指定する

口金は「GX53(フラットランプ)」などを指定する

従来のE26(電球型)は器具が深くなり、断熱材との干渉が起きやすいが、最新の薄型LEDランプ(Panasonicのフラットランプなど)なら、施工も簡単で交換も容易だ。

これらの製品を指定すれば、切れた時に自分でランプを買ってきて、カチッと回すだけで交換できる。

初期費用は数万円上がるが、将来の工事費1回分で元が取れる「安い保険」だ。

番外編:プロが選ぶ! 交換型ダウンライト「3大メーカー」徹底比較

プロが選ぶ! 交換型ダウンライト「3大メーカー」徹底比較  1. Panasonic「フラットランプ」シリーズ  2. ODELIC「フラットプレート」交換型  3. KOIZUMI「arkia(アーキア)」他  上記についてで読者の心を鷲摑みするよ

「交換型にしたいけど、どれを選べばいい?」

そんな迷える施主のために、主要照明メーカー3社(Panasonic、ODELIC、KOIZUMI)の交換型ダウンライトを徹底比較した。

担当者に指名する際の参考にしてほしい。

1. Panasonic「フラットランプ」シリーズ

  • 特徴
    • 現在の業界標準と言っても過言ではない。
    • 口金は「GX53」という薄い円盤型。
  • メリット
    • 交換が超簡単: 電球を少し回すだけで「カチャッ」と外れる。誰でもできる。
    • 種類が豊富: 調光、調色、スピーカー付きなど、ランプの種類を変えるだけで機能を追加できる。
    • 「美ルック」: 肌や料理の色をきれいに見せる高演色LEDの性能が素晴らしい。
  • デメリット
    • 他社より少し高い。

2. ODELIC「フラットプレート」交換型

  • 特徴
    • デザイン性に定評があるオーデリック。
    • Panasonic同様のGX53口金を採用している製品が多い。
  • メリット:
    • コスパ
      • Panasonicより定価設定が抑えられているケースが多く、工務店への掛率(仕入れ値)も安い傾向にある。
    • コネクテッドライティング
      • スマホやリモコンでの操作性が非常に優れている。
  • 総評
    • コストを抑えつつ交換型にしたいなら、オーデリックが狙い目だ。

3. KOIZUMI「arkia(アーキア)」他

  • 特徴
    • 非常に薄い枠(ベゼル)や、存在感を消すデザインが得意。
  • メリット
    • グレアレス(眩しさ防止)
      • 光源が直接目に入らないよう深く設計された交換型ダウンライトが優秀。
    • E17口金も充実
      • 従来の電球型(E17)を使える器具も多くラインナップされており、ホームセンターで電球を買いたい派には嬉しい。

🐯 虎の結論

迷ったらPanasonicの「フラットランプ」を指定しておけば間違いない。

将来の交換用ランプの入手性も一番安心だ。

第5章:ダサくない! 最新シーリングライト事情

ダサくない! 最新シーリングライト事情  天井に溶け込む「超薄型」  「間接照明」機能付き  スマートホーム対応

「でも、シーリングライトってダサいじゃん…」

そのイメージは、昭和の蛍光灯時代のものだ。

最新のシーリングライトは進化している。

1. 天井に溶け込む「超薄型」

厚さ数センチのパネル型など、天井に張り付くようなデザインが増えている。

ダウンライト並みに存在感を消しつつ、メンテナンス性はシーリングという「いいとこ取り」だ。

2. 「間接照明」機能付き

天井側を照らすアッパーライト機能を備えたものもある。

映画を見る時はアッパーライトだけにして、雰囲気抜群のシアタールームにできる。

3. スマートホーム対応

スマホで操作、スピーカー内蔵、朝になると徐々に明るくなる目覚まし機能。

これらはシーリングライトならではの多機能性だ。

「ダサい」と切り捨てる前に、最新のカタログを見てほしい。

そこには「機能美」がある。

第6章:【実録】照明で失敗した家、成功した家

最後に、照明計画で明暗が分かれた3つの実例を紹介しよう。

🌑 事例A:おしゃれ優先の暗黒LDK(失敗)

「モデルハウスみたいにしたい」と、LDKに20個の一体型ダウンライトを散りばめた。

12年目、キッチンの手元灯が点滅し始め、翌月にはリビングのメイン照明が切れた。

繁忙期で電気工事士が捕まらず、1ヶ月間、ダイニングの薄暗い明かりだけで生活することに。

「こんなに不便だとは思わなかった…次は絶対にシーリングにする」

✨ 事例B:適材適所のハイブリッド(成功)

リビングのメインは高性能な薄型シーリングライト。

壁際や絵画を照らすスポットライトにはダクトレールを採用。

そして廊下とトイレだけは「交換型」のダウンライトにした。

「気分で照明を変えられるし、電球交換も秒で終わる。この『自由』こそが贅沢だと思う」

💡 事例C:賢い折衷案(成功)

予算の関係でダウンライトを採用したが、全てPanasonicの「美ルック(交換型)」を指定。

初期費用は5万円ほど上がったが、担当者から「10年後の工事費を考えれば安い」と説得された。

実際、入居後に色温度(昼白色↔電球色)を変えたくなった時も、ランプ交換だけで済んだので大正解だった。

よくある質問(FAQ)

Q. 施主支給でダウンライトを安く買えますか?

A. モノは安く買えるが、推奨しない。

取り付けは電気工事士の独占業務なので、結局工事費がかかる。また、不具合があった時に「器具のせいか施工のせいか」で揉める原因になる。照明器具は工務店経由で入れた方が保証面で安心だ。

Q. ダウンライトの寿命は?

A. カタログ値は40,000時間(約10年)。

だが、これはLEDチップの寿命だ。電源ユニット(基盤)やパッキンはもっと早く劣化することもある。10年経てば、デザインの流行も変わるし、省エネ性能も上がる。「10年で捨てる使い捨て家電」と割り切るには、埋め込み式はリスクが高すぎる。

Q. 人感センサーは必要?

A. トイレ、廊下、玄関ホールは必須だ。

消し忘れ防止にもなるし、荷物を持っている時に便利だ。

ただし、センサー付きこそ「交換型」にしろ。 センサー部分は電子部品なので、LEDよりも先に壊れる可能性が高いからだ。

照明は「インテリア」である前に「インフラ」だ

見た目の良さは、住み始めて3日で慣れる。

だが、薄暗くて見えにくいストレスや、交換の面倒さは一生続く。

40代、50代と歳を重ねた時、脚立に登らなくてもいい、業者を呼ばなくてもいい家。

それこそが、本当の意味での「バリアフリー」であり、「QOL(生活の質)」の高い家だ。

一時の流行に流されず、10年後の自分を想像してほしい。

その天井の穴は、光をくれる星か? それとも資産を吸い込むブラックホールか?

10年後を見据えた「照明計画」ができていますか?

あなたの担当営業マンは、一体型ダウンライトの交換費用の話をしてくれただろうか?

「ダウンライト、かっこいいですよ! 今ならサービスします!」

としか言わないなら、その担当者はあなたの「老後」など考えていない三流だ。

照明一つで、家の快適性は天と地ほど変わる。

だからこそ、将来のメンテナンスコストと、年齢に合わせた明るさまで計算できるプロに相談すべきだ。

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地域の優良工務店を知り尽くしたアドバイザーに相談したいならこちら。

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